債務整理には、債権者と話し合いを行い将来的な金利の引き下げや過払い金請求、借金の減額などを行う任意整理や裁判所を通じて借金問題を解決する個人再生や自己破産などの手法があります。ここでは、それぞれの債務整理の費用に関する内容を解説します。任意整理にかかる費用相場は、1社あたり5万円から15万円といわれています。ただ、過払い金がある場合には引き直し計算を行った上で債権者に過払い金返還請求を行うなど成功報酬も別途必要になります。

ちなみに、複数の借金があるとき任意整理は特定の債務だけを対象にすることができます。例えば、連帯保証人を立てている借金は除外するなどのやり方ができます。個人再生は、裁判所に再生計画を提出してその計画で許可を得た上で成立する手法で自己破産とは異なりマイホームを手放す必要がありません。費用相場としては50万円から80万円です。

個人再生では、借金額に対して5分の1から10分の1くらまで減額ができる、減額した借金は原則3年間最長5年間で完済しなければなりません。そのため、裁判所に提出する計画書は現実的に可能なものであることが必要です。自己破産は、全ての借金が免除されるこのような特徴がある債務整理です。他の手法は減額して残債を返済する必要がありますが、自己破産の場合は免責許可が下ることでリセットできるメリットがあります。

しかしながら、浪費やギャンブルで作った借金は例外です。なお、この方法での費用相場は30万円から130万円といわれています。債務整理の費用のことならこちら