コインパーキングが月極め駐車場よりも有利な理由

コインパーキングが月極め駐車場と比べた場合のメリットはより多くの利益が得られることです。一見すると1回数百円程度の収入で必ずしも誰かが利用してくれるとは限らないようなコインパーキングよりも、契約者から毎月必ず1~2万円の使用料が得られる月極め駐車場の経営の方が多くの収益が得られるように思えるかもしれませんが、ビジネスモデルを考慮すると必ずしも月極めが有利とは限りません。例えば日中1時間あたり200円で夜間は半額という、どこにでもありそうなコインパーキングを仮定すると、1日あたり日中12時間分の利用があるだけで月額72000円もの収入が得られる計算です。利用料金を半額にするか1日の利用時間が6時間であっても36000円/月の収入になるので、駅の近くにあるとか屋根付きなどの高級な部類に入るような月額2万円の月極め駐車場よりも多くの収益が上げられることになります。

しかも月極め駐車場は料金の未払いや利用者以外の人が勝手に駐車する等のトラブルが起こる可能性がありますし、未契約の空きスペースがあればその分の収入がゼロとなってしまいます。近年では初めからコインパーキングをあてにして来客用の専用駐車場を設置しない店や会社、病院などが近くに出来るケースがあり、その場所に存在するだけで新たな需要を生み出せる可能性がありますし、警察に周辺地域の違法駐車の取締りの強化をお願いすることでも駐車場の利用者を増やす事ができます。今ではマンションの来客用駐車場を兼ねた1、2台分程度のコインパーキングも存在しており、来客の利用がない間に誰かに利用してもらうことで収入を得ているケースがあるほどです。

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